東海ラジオ「GRooVE 929」【Part2】でご紹介いただきました

NPO法人 愛知こどもホスピスプロジェクト

本日5月9日(火)の東海ラジオ「GRooVE 929」【Part2】 8:13〜「Expert Express」のコーナーで、医療ジャーナリスト 安藤明夫さんが愛知こどもホスピスプロジェクトを紹介してくださいました。応援ありがとうございます📣radikoでもお聴きいただけます。

以下、安藤明夫さんによるご紹介

『今日の東海ラジオ「Groove929」は、愛知こどもホスピスの取り組みを紹介しました。四分間の限られた時間なので、ごく一部しか話せなかったけれど、ざっとこんなことを紹介しました。

ホスピスというと、穏やかな死を迎えるための施設というイメージがあるが、こどもホスピスは、病気や障害のある子どもたちや家族が過ごせる場というイメージ。

日本では、大阪市の「TSURUMIこどもホスピス」と、横浜市の「横浜こどもホスピスうみとそらのおうち」の2か所が独立した施設として運営されているほか、病院併設型のものも含めると全国で4カ所ある。

愛知こどもホスピスプロジェクトの主要メンバーは、小児科の医療関係者と家族。

メンバーの安藤晃子さんは2年前に9歳の娘・佐知さんを急性リンパ性白血病で亡くした。入院中はコロナによる面会制限もあり、佐知さんは友達と会うこともできなかったし、外泊や外食もできなかった。「娘に我慢ばかりさせてしまった」と悔やんでいたが、テレビでこどもホスピスのことを知り「こんな場所があったら、もっと豊かな時間を過ごせたのではないか」と、活動に参加した。

代表を務める畑中めぐみさんは小児科看護師で、小児がんと闘う子どもたちを支えてきた。病院の中ではどうしても治療や安全が優先されて、子どもがやりたいことを制限されてしまう。健康な子のように遊園地に出かけることは難しくても、医療者が見守りながら、家族と一緒に遊んだり、食事したり、泊まったりすることができる場があれば、子どもにとって楽しい目標になるし、生きる力を高めることにもつながっていくはず。

そんな思いから、活動を立ち上げた。

先月は、子どもホスピスの楽しさを知ってもらうために、闘病中の子どもたちや家族を招いて、金城大学で「プラネタリウム」を開設した。大きなドームテントの天井や壁に星空を映し出して、マットに寝ころびながら見るイベントで、好評だった。

事務所は確保できたが、これからこどもホスピスを知ってもらう活動を続けて協力者を増やし、認定NPO法人の資格を取って寄付金の控除などの税制優遇を得られるようにしていくことが必要で、5年後のホスピス開設を目指している。

3月に開いたシンポジウムも大勢の人が参加して盛況だったし、応援の機運は高まっている。「愛知こどもホスピスプロジェクト」のホームページにいろんな活動予定が載っているので、ぜひご覧になってほしい。』